母子保健、健康づくり、健康危機管理等の各地域保健領域における公衆衛生看護活動をテーマに、地域看護学分野、特に行政に所属する看護職の機能・役割と活動の特質を探究しています。
我が国の保健師は、長らく、各保健師が一定地区を分担して受け持つ地区担当制のもと、地区活動を実施してきました。受け持ち地区がよりよい状態に向かうことを目指して行う地区活動の質を高めることは、地域包括ケアシステム構築の一助となります。行政保健の地区活動の質を高めるために必要な「地区マネジメント」とはどのようなものか解明し、さらに、地区マネジメントを向上させるための方策を開発することを目指しています。
地域包括ケアシステム実現のためには、関係機関の連携と多職種の協働が必須となります。保健医療福祉分野のみならず、教育学、心理学や、工学・経営学等マネジメント関連諸科学の研究者と協働することで、地域保健従事者全般の活動能力向上につなげていくことができるのではないかと考えます。
基盤研究C(2017-2019年度): 受け持ち地区に対する市町村保健師の地区マネジメント評価指標の開発
この活動が、群馬における研究者コミュニティのソーシャルキャピタル醸成につながっていくことを願います。
主な講義のテーマ | 地域看護学、災害看護学 |
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担当講義名 |
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社会貢献できる関連分野名 | 保健師の活動および教育に関すること、地域看護活動に関すること、健康づくりに関すること、市町村及び保健所の保健福祉活動に関すること、市町村及び保健所の保健師が取り組む業務研究に関すること |
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