女性研究者シーズ集

高崎健康福祉大学 保健医療学部
櫻井 美和[ Sakurai Miwa ]
研究分野
看護学
主な研究テーマ
小児がんの子どもの緩和ケア、小児在宅看護における継続教育
キーワード
  • 小児看護学 Pediatric Nursing
  • 小児がん看護 Pediatric Oncology Nursing
  • 小児在宅看護教育 Pediatric Home care Nursing Education
  • 緩和ケア Palliative Care
  • 症状マネジメント Symptom Management

連絡先
高崎健康福祉大学保健医療学部看護学科 櫻井 美和 准教授
TEL : 027-352-1291 MAIL : sakurai-mtakasaki-u.ac.jp

小児在宅看護教育プログラムの構築
Development of Pediatric Home Care Nursing Education Program

小児在宅看護に関する教育ニーズおよび学習ニーズを研究的に明確にし、その上で教育する側と学習する側の双方のニーズの乖離を最小限にし、双方のニーズを充足することを目指した小児在宅看護教育プログラムを試作することを目指す。そのために、本研究は、訪問看護師の学習ニーズの明確化のための質的研究(研究A)と量的研究(研究B)、小児関連病棟看護師の学習ニーズの明確化のための質的研究(研究C)と量的研究(研究D)で構成し、単一の研究方法による結果の偏りを最小限にする手法である「トライアンギュレーション(対象者、調査・分析者、質的分析+量的分析、面接+質問紙等)」を用い結果を統合する。

看護職者の学習ニーズに基づく小児在宅看護教育プログラムの試案

地域包括ケアシステムの構築に向け、在宅医療・看護に関わる人材育成研修プログラムが実施されているが、小児在宅看護の現状、福祉制度、医療的ケア技術、多職種連携等の断片的な教育・研修内容に特化している傾向がある。小児在宅看護の質の確保・向上のために、①学習する側と教育する側の学習ニーズと教育ニーズの双方を反映した教育プログラムの開発と、②成人教育学、生涯教育学等の学術的観点に基づき、系統的な教育・研修内容を勘案した教育プログラムの開発を目指していることが、本研究の特徴である。

小児看護に携わる看護師の継続看護教育プログラムの開発や効果検証を目指した共同研究

小児在宅看護教育プログラムの開発するためには、小児の在宅移行期看護や在宅看護に携わっている看護師、管理者の皆様からの意見が必要である。教育プログラムの試案に対する専門的な意見をいただくと共に、小児在宅看護教育プログラムによる介入を様々な場で実施し、効果検証のための共同研究に連繋させたいと考えている。

外部資金獲得状況

・看護職者の学習ニーズを反映した小児在宅看護教育プログラムの構築(基盤研究C)
研究期間:2018~2021年
・緩和ケアを必要とする小児がんの子どもと家族の症状マネジメント看護援助モデルの開発(若手研究B)
研究期間:2006~2007年
・ターミナル期にある子どもを抱える家族に対する看護援助指針の作成に関する研究―在宅と緩和ケア病棟において子どもを看取った家族の体験の分析から(日本訪問看護振興財団 訪問看護研究助成)
研究期間:2004年4月~2005年3月
・ターミナル期の小児がんの子どもの緩和ケアプログラムの開発(ファイザーヘルスリサーチ振興財団研究助成)
研究期間:2003年9月~2004年3月

ぐんまダイバーシティ地域推進ネットワークへの期待

様々な学問領域の研究者の皆様と交流し得られたことを、それぞれの研究者が教育・研究・実践に活かしていけるような活動を期待します。

教育に関する情報

主な講義のテーマ 小児看護学、看護研究
担当講義名
  • 学部:小児看護学概論、小児看護学方法論Ⅰ、小児看護学方法論Ⅱ、家族看護論、看護研究概論
  • 大学院:看護学研究法、症状マネージメント特論、母子看護学特論、母子看護学演習
講義の概要 健康な子ども、病気・障がいのある子どもと家族の健康課題とその解決に向けた看護について授業を行っています。また、看護学研究では主に質的研究の意義や方法について授業を行っています。

社会貢献に関する情報

社会貢献できる関連分野名 小児保健、小児看護学教育、小児がん看護

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